2009年1月8日木曜日

中医学に入って行ったきっかけ ‐1‐

はじめまして。
神奈川県の足柄上郡大井町で開業医をしています、「前川」と申します。
家庭のかかりつけ医を目指し、日々奮闘中でおります。

このブログを立ち上げるきっかけになったのは、自分自身の漢方治療の経験と、また日常の臨床から浮かび上がってきた、漢方治療の誤解をとくためという、大上段に構えた思いからです。
こんなに大風呂敷をひろげていいものか?と、おもいますが、気軽にお付き合いください。

自己紹介としては何ですが、私の漢方薬による治療についてお話します。
いまからさかのぼること7年前ですが、右手人差し指に湿しんができはじめました。
はじめは、何かに感染したのか、はたまた消毒薬にでもカブレたかと思い、ステロイド入りの軟膏を処方してもらって様子をみていました。
ところが、いつまでたっても治らないばかりか、益々拡大していったのです。
気が付いたら、赤くはれ上がってしまう始末・・・。
皮膚科の先生にもステロイドを内服したらといわれましたが、拒否していました。
そうこうしているうちに、ひょんなことから知り合った整体術の先生から一言いわれたのが、漢方薬との出会いでした。
むしろ漢方というよりは、中医学(ちゅういがく)と、言ったほうがいいのですが、その先生いわく、
「あー、こりゃステロイドじゃ治んないよ。原因は別だから」とのこと?
「はっ?別ってなんですか」と、聞き返せば、
「ストレスに不摂生だよね、肝臓の問題だから」とのお返事?
「???」頭のなかに疑問がでても、なんて聞いていいのか分からずにいると、つづけて
「勉強してみれば?」とのこと。
さっそく、漢方の治療体系を勉強することにしたのでした。

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