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2009年8月13日木曜日

ついに来ました

夏休みの部活合宿などで、新型インフルエンザが増えています。
そして、つい最近、当院にも、疑い患者さんが受診されました。
簡易検査では一人のみA型でした。
しかし、集団で発生していることから、保健所が対応して、精密検査をすることに。
翌日、「新型でした」の報告。
ついに来たか~と、思いました。
早速、その日から、銀ぎょう散と、バンランコンを服用開始としました。
そして、1週間経過となり、発症はしませんでした。
これで、貴重な「新型インフルエンザの生ワクチン」を、頂いたことになります。
感謝は、銀ぎょう散とバンランコンと患者さんに致しました。
*危険ですから、マネはしないでくださいね。自分に銀ぎょう散が合っているのかは、必ず医師、薬剤師に相談して使用してくださいね。

2009年1月9日金曜日

中医学に入って行ったきっかけ-2-

と、いういきさつで、中医学の猛勉強をしました、ハイ。
勉強しながら思ったことは、何といっても医学部での漢方治療講義のオソマツだったこと。
期末試験にいたっては、漢方薬の読み仮名を書くだけ・・・。
これで、医者になったら漢方薬が処方できてしまうんですから、いい加減なもんです。

はてさて、約半年間の勉強やら、セミナーでなんとか診断能力がつくようになって、自分の症状の診断(証)をしました。その結果を整体の先生に告げると、「ま、そんなとこなんじゃない」と、一応合格。自分で処方はできないので、知り合いの中医学の先生を紹介してもらい、診断を受けると、自分の診断と同じで、出された処方薬も一緒。●●●湯を飲み始めたのでした。
最初から、中医学の先生を紹介してくれれば楽だったかもしれませんが、自分で勉強する時間を与えてもらったことに感謝しながら、この薬をのんで、2週間で完治!!
自分が一番驚きました。
漢方薬は長く飲まないと効果が出ないという医者の何と多いことか!
それからというもの、中医学のセミナー、勉強会に参加しながら日々研鑽を積んでおります。

ついでに、この●●●湯、飲み続けています。
理由は・・・、またの機会にお話します。
(製剤名を明らかにしないのは、同じ薬を適切な診断を受けずに飲まれる方を避けるためです。漢方薬はネットで購入できてしまいますので。きちんと、医者、薬剤師の診断を受けたうえで、漢方薬は内服しましょう)

2009年1月8日木曜日

中医学に入って行ったきっかけ ‐1‐

はじめまして。
神奈川県の足柄上郡大井町で開業医をしています、「前川」と申します。
家庭のかかりつけ医を目指し、日々奮闘中でおります。

このブログを立ち上げるきっかけになったのは、自分自身の漢方治療の経験と、また日常の臨床から浮かび上がってきた、漢方治療の誤解をとくためという、大上段に構えた思いからです。
こんなに大風呂敷をひろげていいものか?と、おもいますが、気軽にお付き合いください。

自己紹介としては何ですが、私の漢方薬による治療についてお話します。
いまからさかのぼること7年前ですが、右手人差し指に湿しんができはじめました。
はじめは、何かに感染したのか、はたまた消毒薬にでもカブレたかと思い、ステロイド入りの軟膏を処方してもらって様子をみていました。
ところが、いつまでたっても治らないばかりか、益々拡大していったのです。
気が付いたら、赤くはれ上がってしまう始末・・・。
皮膚科の先生にもステロイドを内服したらといわれましたが、拒否していました。
そうこうしているうちに、ひょんなことから知り合った整体術の先生から一言いわれたのが、漢方薬との出会いでした。
むしろ漢方というよりは、中医学(ちゅういがく)と、言ったほうがいいのですが、その先生いわく、
「あー、こりゃステロイドじゃ治んないよ。原因は別だから」とのこと?
「はっ?別ってなんですか」と、聞き返せば、
「ストレスに不摂生だよね、肝臓の問題だから」とのお返事?
「???」頭のなかに疑問がでても、なんて聞いていいのか分からずにいると、つづけて
「勉強してみれば?」とのこと。
さっそく、漢方の治療体系を勉強することにしたのでした。