2009年3月24日火曜日

女性のアトピー

本日女性のアトピー性皮膚炎の方が数名いらっしゃいました。
お一人お一人、処方は違うのですが、共通事項があります。
それは、ホルモンバランスの変化によって、アトピーが生じていることです。
ある方は、生理前に症状が強く出て、生理が終わると症状が軽くなる。
また別の方は、閉経前になって、初めてアトピーの症状が出る。
また別の方は、生理が始まってアトピーになった・・・・などなど。
このように、症状の出方は様々ですが、女性ホルモンのバランスとアトピー性皮膚炎は密接な関連があると考えています。
後は、証を拝見させていただいた上で、処方を決定となるわけです。
オケツが共通項にあることはさておき、問題は、熱証なのか、寒証なのかを見分けることでしょうか。
アトピー性皮膚『炎』というくらいだから、熱証が多いような印象をもたれるかもしれませんが、意外に寒証の方も多いと思います。
寒証の方に、清熱剤を処方してもよくなるわけありません。
そして、寒証のアトピー性皮膚炎は圧倒的に内傷による寒証ですから、治療のポイントは決まってきます。
そこにオケツがどの程度の割合で関与するかは、実際に処方してみて、治療効果を判断した上で、処方内容を調整していきます。
意外に女性のアトピー性皮膚炎を治療しやすいと思うのは、このパターンが出来上がっているからなのかなと思う今日この頃です。

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