2009年12月12日土曜日

肥満と漢方

メタボの検診が定着したのか、最近質問が多いのが、「やせる方法について」です。
運動とお答えしていますが、「3日坊主」が通例という方がほとんどでしょうか。
当院でも運動療法実施していますが、体重が減った状態を維持できている方は少ないです。
日本人の肥満を中医学的に捕らえるには、湿の存在はかかせません。
ですから、各メーカーさんが一生懸命販売している、防風通聖散は合ってない方がほとんどではないでしょうか。(前のブログにも書きましたが・・・)
湿が入っている原因臓腑をどこに求めるかにもよりますが、肝なら●●●湯とか、脾なら■■散とか、▲▲▲▲散とかがあげられます。
別に、やせることを目的に処方しているわけではないのですが、慢性じん麻疹で受診中の方には●▲■湯を処方しています。最近の受診時に「先生、なんか急にやせちゃったんだけど」とのこと。
「変な病気ないよね。調べてくださいよ」と、おっしゃったのですが、もちろん正常です。
やはり、こういう証にあった処方こそやせるんだなと、改めて思った今日この頃です。

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