2010年2月4日木曜日

掌蹠膿疱症

「しょうせきのうほうしょう」と読みます。
掌蹠とは手のひらと足の裏のこと。膿疱はうみを伴った、水疱のことです。
一般的には原因不明とされていますが、金属アレルギーと密接な関係を指摘されることが多い病気です。なかでも「インプラント」に伴って生じることが多い病気です。
治りにくく、西洋薬でもステロイドを使用しないと収まらない方が多いです。
が、そこは、このブログ。
漢方薬で治療されている方、当院では大勢います。
当院の治療実績は8割です。
共通しているのは、湿証。
このポイントを外さなければ、かなりの確立で治るのではと思っています。
もちろん湿熱になっているのか、単なる湿証なのかで処方は変わりますが・・・。
さらにポイントは女性ホルモンのバランス。
やはり女性ホルモンと皮膚疾患は密接な関係があります。
掌蹠膿疱症でも同じく、女性ホルモンの対処を考慮することで、治療効率は格段に上がります。
ここが漢方薬の組み合わせを考えるポイントだし、腕の見せ所でしょうか。
勝手にこんなことを考えている今日この頃です。

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